おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とは
治療法
特効薬はありませんが、痛みや熱で辛い時は、解熱鎮痛剤で症状を和らげることができます。痛い時は耳の下を冷やしてあげることも有効です。(寒がって冷やすのを嫌がる時は無理しないでください。また、何でも口に入れてしまうような年齢の小さいお子さんは、小さい保冷剤や保冷シートでなく、氷枕のような大きいものを使用しましょう)
お休みする期間
耳下腺や顎下腺が腫れてから5日を経過するまで、なおかつ、しっかり元気になるまでお休みです。
ホームケア
入浴 | 熱や痛みがある時は控えましょう。 熱が下がって元気であれば簡単にシャワーをすることはできます。 |
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食事 | 固い食べ物や、すっぱい食べ物は避けましょう。 痛みが強い時は、かまずに済むやわらかいものがよいでしょう。 |
合併症の注意
おたふくかぜは、髄膜炎・難聴・脳炎・脳症・精巣炎・卵巣炎 等の重い合併症が出ることもあります。頭痛が強い、何度も吐く、おなかを強く痛がる、睾丸を痛がる、耳の下の腫れが赤くなる、高熱が続く時は、早めに診察を受けましょう。おたふくかぜにかかったお子さんの中で400~700人に1人くらい、難聴を残すことがあります。難聴は片方だけのことが多く気付きにくいのですが、聞こえが悪いと感じた時は耳鼻科を受診して ください。