一般内科

微熱

微熱平熱(35℃~37℃未満)よりも高い37.9℃までを微熱、38℃以上を高熱といいます。微熱が続くときは、細菌やウイルスの感染などが疑われます。インフルエンザなどのウイルス感染症、咽頭炎、扁桃炎、肺炎、急性腎盂腎炎、急性胆のう炎、急性胆管炎、急性肝炎、虫垂炎、髄膜炎、脳炎、貧血、白血病、甲状腺疾患、膠原病、がんなどさまざまな疾患で発熱の症状が現れます。発熱の症状が続くときは、原因を調べて適切な治療を行うことが大切です。

倦怠感

だるさや倦怠感などの症状は、体を動かしたりするときに起こることもありますが、安静にしているときに感じる場合もあります。ビタミンやミネラルなどの栄養不足や、疲労の蓄積、ストレスによる脳の疲労感などが原因で症状が現れます。
休んでもなかなか改善しない場合、感染症、貧血などの血液疾患、膠原病、がん、甲状腺疾患が隠れている可能性があります。お気軽にご相談下さい。

咳咳の症状は風邪などでも起こりますが、すっきり治らずに咳の症状が長引く場合には、咳喘息、副鼻腔気管支症候群、過敏性肺炎、慢性気管支炎、百日咳、マイコプラズマ感染症、肺がん、肺結核などが疑われます。3週間以上、咳が続いている場合には重大な病気の初期症状として現れている可能性があります。早めに受診して、胸部X線検査、血液検査などを受けて原因を確かめましょう。

息切れ

息切れには、階段や坂道で息切れする、安静にしていても呼吸しにくいことがある、横になると息苦しいなど幅広い症状があります。こうした症状がある場合、慢性呼吸不全、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息といった呼吸器疾患、狭心症や心臓弁膜症などの心疾患、貧血や甲状腺疾患といった幅広い疾患の可能性があります。進行させてしまうと深刻な症状を起こすことも考えられますので、早めに受診して胸部X線検査や血液検査などを受けてください。

動悸

動悸は心臓のドキドキする心拍を感じることで、不整脈の自覚症状として現れることがよくあります。動悸にともなって脈が速くなる頻脈、脈が不規則になる、胸が詰まるなどの症状を起こすこともあります。また、脈が遅くなる徐脈の場合には、めまいや気が遠くなるなどの症状を起こすこともあります。動悸をはじめとしたこうした症状がある場合には、胸部X線検査や心電図検査、心臓超音波検査などで調べる必要があります。

胸の痛み

階段や坂道、歩行、重い物を持つときに胸の痛みが起こる場合、労作性狭心症の可能性があります。安静時や就寝時に胸の痛みが起こる場合は、心臓の血管がけいれんして起こる冠攣縮性狭心症が疑われます。心筋梗塞の前ぶれの可能性もあります。できるだけ早く受診して血液検査、心電図、心臓超音波検査などの検査で原因を調べましょう。内臓脂肪型肥満・高血圧・脂質異常症・糖尿病などがあって動脈硬化を進行させやすい場合は特に注意が必要です。
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